まめ子の独白

どん底から這い上がり続けた日々を振り返っています

母の末期ガン発覚

私の母は、

いつも元気が取り柄でしたが

7年前、子宮体がんが発覚しました。    

 

 

もうずいぶんと

不正出血が続いてたらしいですが

 

病院にいったら

面倒なことになると

知らないふりをし続けた結果、  

 

 

子宮からの出血があまりにひどく

貧血状態になり

完全に、動けなくなりました。    

 

そこで初めて、病院へ。    

 

即入院です。  

 

病院側も、 もうこれはがんですね、

わかってますよね、

みたいな対応だったそうです。^^;    

 

 

気づいた時には

子宮だけでなく、

肺、肝臓、リンパにまで

転移していて  

 

お医者さんは、父を呼び出し

余命半年を告げました。

(母には余命のことは話してません)      

 

 

私が、母のがんを知ったのは

入院してから1ヶ月くらいたってから。    

 

 

東京にいて離れてるし

迷惑をかけたくないから

言わなくていい、と言ってたそうで・・・。    

 

 

入院生活を送るうち

エコノミークラス症候群にかかってしまい

重度の肺塞栓に。  

 

すぐに手術が必要とのことで

ようやく私にも連絡が来た感じだったと思います。    

 

父と妹から電話で伝えられたときのこと、

今でも覚えてます。  

 

母とも話しましたが  

「大丈夫だから」  

「あんた忙しいんだから  

無理して帰らなくていいからね」  

 

そんなことを言われたのを覚えてます。      

 

 

商店街を歩いてましたが

周りの雑踏がどんどん遠くなり    

ただただ、呆然と立ち尽くしてました。    

 

 

元気でいるのが

当たり前に思ってたので・・・

突然の連絡に 想像以上のショックでした。    

 

 

それから、入院中の母(個室です)から

夜な夜な電話がかかってくるようになりました。    

 

「何か楽しい話をして?」    

 

せつなすぎて、

泣きそうになるのをこらえながら

どうでもいい話をたくさんした気がします。  

 

不安で押しつぶされそうになったんだろうな・・・    

 

数日後、仕事の調整もできたので

地元に帰り、父の迎えで病院へ直行すると    

 

病室のベッドにちょこんと座って

嬉しそうに笑う 母の姿がありました。

 

つづく